自費患者1人が
保険患者16人分に相当する!
きょうは昨日のこちらの記事の続きです。
保険診療中心の診療スタイルから抜け出せない先生へ
昨日の記事では『患者さんの15%は自費をやる』
ということについてご紹介しましたね。
つまり「説明さえあれば」自費をやるんです。
きょうはまさにタイトルの通りです。
『自費患者さん1人が
保険患者さん16人分に相当する』
カネカネ言うわけではありませんが、
経営面だけをみれば
自費診療が経営的に効率がよいのは明らかです。
なぜなら、保険患者さんの1人あたりの診療単価と比較すると
自費診療の単価は約16倍(!)違うからです。
これについて簡単に説明していきますね。
そもそも、
保険診療と自費診療それぞれの
平均単価を先生はご存知ですか?
それぞれの平均単価は、、、
保険診療=約5,000円
自費診療=約80,000円
と言われています。
先生によって保険の取り方が違ったり
自費診療の料金設定が違います。
なので、あくまで平均です。
そんな細かいことは良いんですよ。(笑)
経営面だけでいえば『自費診療は効率が良い』
ということを伝えたいだけですから。(笑)
保険診療でとにかくたくさんの患者さんを診るスタイルもありますが、
先生方にきくと口を揃えて、、、
「若いうちは良いけど歳を取るとキツい」
「いつまでもそのスタイルは続けられない」
そのように仰る先生は多いですよね。
そういった意味でも自費診療にシフトすることも
視野にいれておく必要があります。
ただ、、、
「じゃあ自費診療を増やしていきましょう」
と言っても、、、
「医者が金儲けをすべきじゃない!」
と、『自費=金儲け』と嫌悪感をもたれる先生、
けっこう多いですね。
それについてはぼくも同じ考えです。
『医療』ですからお金儲けというよりも
まず患者さんを優先する。
患者さんの悪いところを治したことによる
『対価』としてお金を得られるとかんがえています。
治療をおざなりにして“経営だけ”に走る先生は
ぼくも苦手です。。。
少し話がそれてしまいましたが、
これからご紹介する言葉は
お世話になっている先生が仰っていた言葉です。
もし先生が『自費=金儲け』とかんがえているのなら
こう考えてみてはいかがでしょうか?
その先生が仰っていた言葉は、
以下のことです。
——————————————-–––—
Q:『医者は金儲けをしてはならない』という考えについて
Y先生はどう思いますか?」 質問者:佐藤(ぼくです)
(Y先生)
確かにそういった一面もあるよね。
転院してきた患者さんの口腔内をみて
「え?!こんな治療しちゃうんだ、、、」って
思うこともたまにあるしね。(笑)
それに、
きのう来た患者さんは高齢者の方だったんだけど、
認知症(?)だったんだよ。
自分でケアができるか定かではないのに
インプラントを何本も入れられてたんだよね。
だから、そういった治療をみると
「お金儲けだけのために患者さんのことを考えずに
治療をするのはダメでしょ」って思うよ。
でもね。
だからといって「自費診療を勧めちゃダメ」っていう
考え方は違うと思ってる。
やっぱり自費診療を選んでもらうことは
患者さんのためにもなるし、病院の売上にもつながっていく。
売上が増えれば色々な勉強会に出席したり
海外の研修にもたくさん参加できるようになる。
そうすれば自分の治療のクオリティもどんどん上がるし、
今まで治せなかった症例も治せるようになる。
それが最終的には『患者さんの幸せ』につながる。
だから僕は、そういった意味では
売上を増やすことも意識しなければならないと考えてるよ。
豪邸だったり外車とか意味のないものに
お金を浪費するんだったらダメだけどね。(笑)
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いかがでしたでしょうか?
作り話でもなんでも無いですよ。
念のため。(笑)
やっぱり先生たちは患者さんのために
毎日頑張ってらっしゃるんだなぁって感じました。
先生はどのように感じたでしょうか?
ぜひ先生も
「何のために自費診療を提案するのか」
「何のために医院の売上をあげなければならないのか」
これについてのご自身の考えを
この機会に見つめ直してみてください。
■本日のまとめ
・保険診療と自費診療の単価は16倍違う
・経営面だけでいえば『自費診療は効率が良い』
・『自費=金儲け』と嫌悪感をもたれる先生は多い
・ただ、最終的には『患者さんの幸せ』につながる
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